都会の喧騒の中にたたずむBar・サファイア。表向きはただの小さな店だが、その裏の顔は「夢喰い屋」という、ターゲットが抱いている「夢」という願望や希望を消し去る“闇稼業”を行っていた・・・古くより「人の夢を喰らう」と言い伝えられている鬼霊“獏鬼”の力を持った青年・高海準(たかみじゅん)が、サファイアへとやってくる様々な人間からの依頼を受け、“夢追う人々の想い”にとどめを刺していく。「くだらない夢なんて抱かない方が幸せだ」夢を追うことが、何かを成し遂げることだけが正しいことなのか?人の想いに終わりをもたらすことで人々にその意味を問う、ダーク・ヒューマンストーリー。~7話「隠された願い」~準が夢喰いをする“本当の目的”を疑う一ノ瀬。そんなとき、一ノ瀬が図書館で出会った松山という大学生がサファイアへとやってくる。彼の紹介で、六年前に交通事故で亡くした息子を思い続ける寺井佳織の夢喰いの依頼を受ける。準は本人の承諾を受け、夢喰いを行うがそこに佳織の“想い”を見つけることができない。数日後、佳織が突然に消息を絶つ・・・