あらすじ筆を進めることができなくなった小説家のもとに、ファンだと名乗る一人の少年が訪ねてくる。希望を断ち切るためあえて小説家は現実を見せるが、少年は引き下がらず身の回りの世話をしたいと申し出てきた。しぶしぶ少年を家に置くことにした小説家だが、美しい月が輝くある晩ふと内に抱いた苦悩を零す。その言葉を聞いた少年は、シャツのボタンを外しながら言った。「ボクで良かったら使ってください」