ボーイズラブ小説の巨匠・山藍紫姫子伝説の書『冬の星座』遂に最終話!
「蕾がすっかり花開いて内側の襞がヒクヒク震えている。いやらしい身体だな、まったく」
「も…う…休ませて。裂けてしまう…」
乗っていたプライベートジェットが爆破され、一時は死んだものとみなされたカルロスだが、彼は生きて戻ってきた。
だが、その心はすっかり変わり果てていた。
脊椎損傷により男の機能をなくしたカルロスは、苛立ち、焦り、絶望、それらの陰湿な感情すべてをアイシスの肉体にぶつけてくる。張り型を使う痛みを伴う行為で何時間もアイシスを苛むのだ。
痛みすら快感に変えることを覚え込まされたアイシスの身体はそれでも反応し、残虐な行為を受け止めつづけていたが、そんな時、カルロスが王位継承者から外されたことを知り――?