アドニスの箱庭 【単話版】（７）

時は近未来の日本。一般的なスクールライフを満喫をしている女子高生の周桜（すお）だったが、近頃世間では不審な事件が多発。同時に『異能者』と呼ばれる異質な存在が噂され始めていた。異能者である周桜は自身の正義を貫き平穏な日常を守るため、暴走する異能者たちと戦う――。再び鳴り響いた異能事件のアラートに、政府公認異能者集団アネモネのメンバーである律叶と周桜が駆けつけた。 人質をとり思想を語る犯人の前に踏み出したのは律叶の方。互いの信念を胸に、ついに異能バトルが幕を開ける。相手が戦い慣れていることに気がついた律叶は、グループでの犯罪の可能性を考えていた。律叶の名前を知っていた犯人に誰から聞いたのか尋ねると……「裏切り者が」そう吐き捨てるように言われる。なにやら律叶と相手グループには関係があるようで――？繊細なタッチで描かれる迫力のバトルシーン。魅力的なキャラクターを紡ぐ新鋭mito*先生の初商業漫画。（※本電子書籍は『comicGAGA VOL.6』に収録の『アドニスの箱庭』と同内容です。）