西暦1258年、
ペルシャ高原の小都市【ビジャ】を、
蒙古軍の支隊が包囲した。
世界の半分を制圧した最強騎兵は総数2万、
対するビジャの人口はわずか5千人である。
【ラジン】率いる蒙古軍に陥落目前のビジャだったが、
ハマダン王の子【オッド姫】の救援要請に駆けつけた
【インド墨家・ブブ】の策で何とか急場を凌ぐ。
しかし、ついにペルシャ首都バグダードが
ラジンの父【フレグ】の征西軍本隊12万によって陥落、
首都で捕虜となったハマダン王も死去する。
そして、蒙古軍とビジャ双方で、
同時に後継者争いが勃発するのだった……。
圧倒的軍事力の前で渦巻く権謀と戦乱、
激動の中世大陸ロマン、第3巻!