あらすじ15年前――。 “一郎”、“二郎”を襲名したばかりの16歳の二人は10歳の夕鼠のお守りを課せられた。 当時、夕鼠は弟と比べられ、落ちこぼれと思われており、「鼠分身」がたくさん出せるということを誰も本気で彼の話を信じていなかったが、あるひ演武会で父に披露しろといわれ――。 『鼠の国』23話。夕鼠の悲しい過去が明かされる……。