64年東京…海から“アレ”がやってくる!
1964年10月、東京――
青空を切り裂く黄色い飛行機・パイパーカブJ3から降り立ったのは、17歳になった浅田アサ!!
目前に迫る五輪、戦後の復興に沸く東京の街で暮らす彼女の元に、
ある日 謎の男から、一枚の写真が……
芸能界を目指す同級生、
近所の子どもとケンカばかりの弟妹たち、
生物学界の異端研究者の弟子、
マラソンオリンピック代表に落ちた幼なじみ、
そして、海から現れる
“アレ”――!!
「わが国は今、君たちの力が必要だ」
「あたしらは同じ名字の親子よりずっと本当の親子だよ」
「あたし、行ってみようと思うの、芸能事務所…」
あちこちで巻き起こる事件、振り回されながら真っ直ぐに立つ少女、
わずか17歳の日常が俄に騒がしくなる中、東京の街に暗雲の気配が忍び寄る――!?
浦沢直樹が描く希望と絶望、愛と笑いと涙の一大巨編。
浅田アサの運命が動き出す……東京五輪編加速の第3集!!!!