お父さんが残してくれた青い石――――弱虫な王子とボノロンの冒険ストーリー!ある国にとってもおくびょうで弱虫な王子様、カルカがいました。カルカのお父さんは「かたあしの王」とよばれる、りっぱな王様。ところが突然、王様は病気で死んでしまいました。次の王様になるのはカルカです。「王様になるのがこわいよ」弱虫なカルカはオークの木の下で涙を流しました。あらわれたボノロンにカルカは、神のすむ山にいっしょに来てほしいと願います。カルカのお母さんから、山のちょうじょうに行けばお父さんが大事なことを教えてくれると言われていたのです。しかし、その山には人を食べる金色のおおかみがいて…。