「Dr.コトー診療所」の山田貴敏先生が描く、画家を目指す一人の少年の努力と友情の物語!パリに大事件が勃発した。画壇の最高権威・サロンのトップであるヴァドー伯が暗殺され、一緒に使用人のソフィまで亡くなったというのだ。そして、それを陰から操っていたゲスで金儲けしか考えないブロスト伯にサロンが乗っ取られてしまった。それからパリ画壇は暗黒期に突入。過去の絵はどんどん燃やされ、金持ちや貴族の子弟しかコンクールで入賞できなくなった。そんな事態に、肝心のマッシュは死んだソフィを想い、意気消沈。生気を失っていた。だが、実は、ソフィとヴァドー伯は辛くも難を逃れ生きていた。そして、ブロスト伯への復讐を画策していた。果たして、パリ画壇の暗黒期は克服されるのか?そして、マッシュに笑顔が戻るのか?<目次>●第6巻第47話「もう一度」第48話「ヴァドーの影」第49話「マッシュの決意」第50話「ウラノスの思い」第51話「画家として」第52話「『301番』」第53話「絵を、すべての人に」第54話「アゲイン」第55話「死神現る」第56話「別れの夜」初出:週刊少年サンデー(小学館)1990年48号~1991年9号