「Dr.コトー診療所」の山田貴敏が描く、コミカルで壮大なビジネス大逆転劇!詐欺で生計を立てていた17歳無職の少年・大樹ゴダイが、実は2兆円の資産を持つ大財閥・菱王家の三男だった。しかも、それを利用した長兄・雷覇の汚い罠を何とか打ち破り、雷覇は失脚させる。そして、雷覇の代わりに菱王財閥の企業を取り仕切るのが、長女の華霊。ゴダイを徹底的につぶしたいと思っている華霊は、映画勝負をゴダイに持ちかける。華麗は、特撮映画の大御所・スティーブ・ルークス監督と組んで190億円の予算で映画を撮る。一方、ゴダイは10億円の低予算で、B級映画では定評のあるカルロス・パトバール監督と映画を撮らなければならない。特撮を一切使わない映画とは言え、10億円ではまともな映画は撮れない。しかも、華霊によって、厳しい注文が付けられている。果たして、ゴダイは、この注文をクリアして名作を作ることができるのか?<目次>●第3巻$19.「大勝利!!」$20.「バイバイ、タキさん」$21.「オフクロさんよ」$22.「……きいてないよ…」$23.「偽りの握手」$24.「遠い昔の忌まわしき日」$25.「ジョーダンじゃないよ!!」$26.「いきなりのスクランブル」$27.「四つのハードル」$28.「必殺!? クモの糸作戦!!」初出:週刊少年サンデー(小学館)1993年27~37号