「大好きだよまーくん」「麻優っ…」私たちは互いの名前を呼び、肌を重ねる。まーくんの精を体の中で感じる…彼と過ごすこの時が私はとても好き。ひとつ不満があるとするなら、最近出張が多くなってきたという事。今がとても仕事に大事な時期だと分かっているけど、もっと愛し合いたいな。…そうして彼はまた出張先へと出かけて行った。数日後、家の近くを歩いているとまーくんの弟のタカシくんに出くわした。彼が出張で居ないこともあり少し寂しくなっていたのか、私はタカシくんに「話し相手になって欲しい」と家に招待する事にした。この時…もっとタカシくんの様子に気を配っていれば、あんなことにはならずに済んだのかもしれない…。