麒麟を祖とし、白虎・青龍・朱雀・玄武が四方を守護する祥藍の地。「統べる者・α」「仕える者・β」「属たる者・Ω」この地において生まれ=身分は絶対の理である――。四神の中でもひときわ冷静沈着な青龍は麒麟の命でΩ居住区へ視察に訪れる。その際、Ωの人身売買に遭遇し、Ωである奈津を助けることに。ところが彼を一目見た途端、身体の奥から湧き起こる発情を抑えられなくなった青龍。四神は本来、Ωのフェロモンに耐性があるにも関わらず、本能のまま身体を重ねてしまい――。《運命の番》であるはずなのに、青龍には番うことができない理由があって…!?