あらすじ今より数えて2300年もの昔――。中国全土が七つの国に分かれ争いあう戦国時代の末期、秦国が最強の力を誇る大国へと勢力を伸ばしつつあった。明日とも今日とも知れぬ乱世は、終わりの兆しを見せていた。その潮流の源は、ある男が趙国の都 邯鄲(かんたん)の色街で遊女を酒席に呼んだことに端を発する―――秦の大君始皇帝がたどる、数奇かつシ烈な生涯を描いた歴史大作。