だんだん、この配信版の一番の売りはここの作者自らが書かなきゃいけない辱め(自作紹介)じゃないかと思えてきた第5巻。最終巻です。巷では失踪扱いの宗田ですが、こうして過去作の紹介を通じて生存をアピール出来るので、新装版配信は偉大です。他にも皆さんが昔大好きだった作家さんの作品が配信されていたら、この紹介欄をチェックして回るのも一興かもしれません。仕様上、作者本人が登録しなければならないので、ここが書かれている限り、あなたの好きな漫画家さんは生きている事になります。さて、内容紹介ですが、確か打ち切りが決まったのを知らされて、急遽風呂敷を畳む事になり、そこにどうやって最後の悪あがきを乗せるかに全力を捧げていたのを思い出します。現代風に言えば「more deban」組になってしまった幼馴染を出したり、好きだったキャラをどうにかこうにか詰め込んだ最終回は今でも後悔の無い良い締めになったと自負しております。良くも悪くも話題を巻き起こした本作を、皆様のライブラリの片隅に加えて頂ければ、これ以上の幸せはありません。拙い作品ですが、どうぞよろしくお願いいたします。