あなたの心を映すお酒を召し上がれ。
その店は住宅街の中にあった。
…いや、オフィス街の狭間だったのかもしれない。
店の中には美しいバーテンダーがひとり、
“あなたのための”一杯を作ってくれる。
その一杯はあなたにとって
あまいものか
にがいものか
それは、あなたにしかわからない-----
真っ黒な失恋、人生の岐路、懐かしい恋、過去の男、未来への決断・・・。
さまざまな想いを抱えた人間が開けたのは、とあるバーの扉。
美しいバーテンダーが作る一杯のお酒は
誰かと誰かの人生を変えていく。
この本が
あなたにとって「大切な一杯」になりますように…