「どうしよう 俺、人殺しちゃった…」
ブラック企業で毎日仕事に追われるサラリーマン、古川慎太郎はいきつけのゲイバーで羽を伸ばすのが唯一の楽しみ。
バーの店員、藤井宝良とは気の合うセフレで、週に何度かの「お娯しみ」と平凡な日常を大事に過ごしてきた。
そんなある日、仕事から帰ると家の前に、ただならぬ様子の宝良の姿が。
「どうしよう 俺、人殺しちゃった…」
宝良の口から明かされる衝撃の出来事。
「じゃあ逃げちゃおっか」
社会に疲れた慎太郎は勢いで逃げることを提案してしまう。
迫りくる警察の影、殺人者との逃亡ははたしてーーー。
あまりにも軽率で愚かな、駆け落ちのような逃避行。
2人の平凡な日常は崩れ去っていく…。