既刊全巻重版出来! 世界各国で大反響!
文化祭が終わり、「私が咲希のことを知る番だ」という気持ちを強くした奏音は、綾乃に協力を求めながら、咲希の好物だと教えてもらったシュークリーム作りに挑む。
料理経験皆無に等しい自覚のある奏音が悪戦苦闘して作ったものに対して、咲希は意外な行動に出て…。
自分も出演するピアノの発表会の日どりと場所が確定し、パンフレットを手に誰を誘おうか思案した咲希の頭に真っ先によぎったのは、やはり思いを寄せる奏音だった。同時に、聴こえない彼女を誘うべきか、逡巡しだすが…。
2人の少女の、目には見えないもの、かけがえのないこと。