【期間限定　無料お試し版　閲覧期限2024年12月1日】あの子の子ども　ベツフレプチ（１）

妊娠したらどうなるかリアルに描かれている。
高校生で宝君みたいな覚悟や理解がある男子は殆どいないと思う。
出産決めると人生が変わるし、その後の生活や経済が絡むから大人でも難しい問題。

今まで勉強や部活を頑張ってきたのは自分の将来の選択肢を増やす為。
親がそれを支えてきたのは子に幸せになってほしいから。
出産を選択すると、将来の選択肢の幅が圧倒的に狭くなる現実はある。
でも、何を幸せに感じるかは人それぞれだとは思う。

私の同学年にも、高校に入って妊娠して学校辞めて出産した子が何人かいる。
結婚せず赤ちゃんを親の養子に入れた子。
男に逃げられて結婚せずに一人で育てる子。
結婚したけどすぐ離婚した子。
現実的に産んで育てる事は厳しいんだなと思った。

出産にかかる費用だけではなく、その後にかかる生活費（家賃・光熱費・税金・食費・子の学費など）、それに伴う人生設計（仕事・家事・育児・生活サイクルなど）がどうなるのか計算できれば、出産か中絶か選択する材料になると思う。

できれば高校卒業してほしいし、大学進学してほしいけど。
仕事家事育児しながらそんな時間取れるのかな。
保育園だって待機児童問題あるし。

妊娠が判明して混乱してる時に３週間で答えを出さないといけないのはかわいそうなので、事前に知識を持っていてほしい。
いっそのこと中学の各教室にこの漫画を置いてほしいと思った。

ふ、複雑な気持ちになる。漫画だとは分かっていても色々思ってしまう。親世代の方が近いから気持ちもそっちにひっぱられる。

マンガだから冷静に読んでいられるけどリアルなガチのお話だったらそんなことは言ってられないほどの重たいテーマ。

リアルなように感じるけど、実際はもっと大変だよね。田舎と都会でもだいぶ違いそう。社会人でも予想外の妊娠は慌てる事態。色々考えちゃう。漫画の世界だからご都合主義でもいいからハッピーエンドであって欲しい。

もし自分がヒロインだったら、ヒーローの親だったらと登場人物の誰かだったらと思うと辛くて苦しくて読むのを断念しちゃいそうです。立場によって様々な意見があって命について考えさせられます。