あらすじ着の身着のままで創との生活から逃げ出して2年。雫は香坂と出会い、創との過去を初めて人に打ち明けた。そして香坂と雫の間で揺らぎない思いが通じ合った。 そんなある日、再び創が雫の前に現れ、雫の部屋に押し入ってくる。創は狼狽する雫を以前のように激しく殴り、押し倒し、そして苦しげに愛を囁く。そんな創に雫は言う。 「もう、終わりにしよう。私を…殺して」。 創が抱える苦しみと痛みに触れた雫には、もう、それ以外この闇から逃げ出す方法を見いだせなかった。香坂を思いながら雫の意識は沈んでゆく…。 ※分冊版21~23話収録