あらすじ学生時代の雫と創。二人は穏やかに愛し合っている――かのように思われた。創が与えてくれるもの、自分が創に感じるもの、それが「愛」だと信じていた。 しかしその「愛」は少しずつ歪んでゆく。雫が創が知らない「外」の世界に触れるたびに、雫と創の世界に他者が入り込むたびに。激怒し、なじり、精神的にも肉体的にも痛めつけられる日々。 そしてついに雫は一生消えない傷を負うことになる。それでも穏やかな時には雫との将来を語る創、愛を囁く創。いつ激高するか分からない、そんな創から逃げ出す決意をする雫だったが…。 そして2年が経った今、雫が語る過去に耳を傾けていた香坂の反応は…!? ※分冊版17~20巻収録