あらすじ冷たい雨の降る日、肉食動物のスウは、みなしごの草食動物の小さな双子、シャオルとミクを拾った。爪や牙もなく、肉も食べない二人を怖がらせまいと、一緒に暮らすうちに自分も草食の生活を始めるスウ。やがて十年の時が経ち、シャオルとミクはスウの背をとうに越し、大人のオスへと成長した。草食動物としての生活を続け肉と血の味を忘れ、爪や牙も役に立たなくなってしまったスウを、今度は自分たちが守ってやろうと思うシャオルとミクだが、いつまでも子供扱いしてくるスウに二人の想いは伝わらず…。(後編50p)