第一部は冒頭に結末を置き、その結末に向けて登場人物がどのように活躍するかを描いていく流れで物語が進みます。導入部で結末を開示する、そういう技法です。こういった構成の好みが人それぞれなのは理解しますが、好みでないならそれはもうこの作品との相性は悪いでしょうね。
ざっくりと結末と言ってもそこに描かれたことがすべてではなく、その後どう展開していくかも興味深いところですし、ピアの聡明さや可愛らしさ、ルーファスの溺愛など見どころたっぷりです。ゲームのヒロインが現れるまでに、どう対抗していくかピアとルーファス、そして彼らを取り巻く人々が試行錯誤し、そのやり取りのなかで2人の絆が深まっていく様子など、読み応えあります。
原作者様が亡くなられたとのこと、非常に残念でなりません。そして、オリジナルストーリーとなる第二部がどうなるのか不安なところではあり、一旦4巻で一区切りなので、そこで読むのをやめる手もあり。でも作画担当の方が頑張っておられますし、原作者様が生み出したピアとルーファスたちをまだまだ見たいので、私は最後まで見届けたいと思っています。