海に落ちたアルトは、流れ着いた先で西の覡(かんなぎ)マニエリに介抱されていた。一方、不安に苛まれながらも、南の海を離れられないエルヴァは唯一、化け物が現れない新月の夜を待って、アルトを探しに走った。なんとか再会を果たすと、張り詰めていたものが切れたエルヴァは涙を見せる…。そんなエルヴァに、あふれでる愛しさを抑えられなくなってしまったアルトは――。「俺の気持ちは 伝えちゃいけないんだろうか」「愛だの恋だの…必要ない」離れたぶんだけ、想う気持ちが深くなる。一途なワンコ従者と無愛想クール主人、急接近の第2巻。◆収録内容◆「夜明けの唄」5~9話単行本収録描き下ろし4P電子限定描き下ろし(おまけ漫画1P)