あらすじずっと生きにくかった。子供の頃は大きくなったら救われるって思ってた。だけど現実は変わらない。生きにくさは更に重くなって私にのしかかってくる…。まゆ子が「直人君のママという呼ばれ方は好きじゃない。梶山かまゆ子で呼んで欲しい」とママ友達に言って皆の反感を買っていた。違う…彼女は自分自身でいたかっただけ。私はずっと田辺さんの奥さん、マミちゃんのままと呼ばれる事に違和感を感じていた。この人達はそれを感じた事は無いんだろうか。皆がまゆ子が売春していたからだと噂する。彼女は気にもしていないようだけど、これが世間一般の評価。満たされなくても今の生き方は世間一般が認めてくれる。彼女の生き方は禁断の果実なのだ…!?