卒業間近!義眼の教官、最後の篩は--!?
警察学校は、警察官の資質に欠ける者をはじき出す篩(ふるい)である。
九月に入り、卒業も近くなった九十八期生は男子二十八名、女子五名、計三十三名在籍になっていた。
義眼の教官・風間が担当する風間教場では、優秀な都築が総代になるのではないかと見られていた。その都築は、級長の日下部(「調達」)に卒業文集の編さん委員を押しつけられてしまう。
宮坂(「職質」)に提出の催促に行くが、その宮坂から「総代になるのは俺だ」と挑発され、風間からは修羅場をくぐり抜けていない人間は使い物にならない、卒業を諦めろと宣告される。
このままでは卒業できない…追い詰められた都築がとった最後の手段は…!?
警察小説の新境地を切り拓きTVドラマ化もした大ヒット作の、大好評コミカライズ、ついに完結!!