ネコ、トカゲ、イヌを、髪の長い人、背の高い人、気の強い人、物静かな人みたいに置き換えて読むと、これはどこにでもあるかもしれない日常の話。
アオイのブルーの尻尾やハチのザラザラした舌のようにみんな人と違った魅力や特徴があったりして、それが人によってコンプレックスになることもある。
でも「それがいい」と言ってくれる人もいて。
その一言が、その人の存在がどれだけ救いになるかということを改めて感じました。
ハチは最初は自分の感情が何なのか理解できずアオイに当たってしまったり(嫉妬の仕方もネコ科が出ていてめちゃくちゃかわいい)、アオイも過去のトラウマからうまく周囲と立ち回ろうとするのに精一杯でハチの気持ちに気付かなかったり…もどかしい時間もありますが、最後にはきちんと向き合い前に進んでいく様子を見送ることができます^^