「銀のジーク」ことジークロンドは腕利きの死の狩人(デスハンター)。転生を繰り返す、生前の殺人王マーロッドの命を成人前に狩るのが任務だ。同僚の「赤のキラティア」はジークへの熱い想いを隠そうとはしないが、ジークは運命の紡ぎ手であるカイトこそがキラティアの恋人と信じ、自分はからかわれているだけだと思い込んでいる。
『闇の王』下界に落とされていた堕天使ルシフェルが創造主に召喚され天上界に戻ってきた。大天使ルシフェルは創造主から特別な寵愛を受ける身で、人間と恋したことで下界に落とされたものの、召喚後は地獄の王となり再び創造主のために働くことを望まれる。そんな背景のあるルシフェルであるとは露知らず、キラティアはルシフェルを挑発してしまう。ルシフェルの技に掛かってしまったキラティアは、愛するジークに対してのみ心ない言葉を吐いてしまうのだった。そんなキラの異変に動揺を隠せないジークだったが…?
その他『黄金の花冠』を含む、予測不能な展開のゴージャス華麗な長編BL異世界ファンタジー!