津田家を飛び出した先で、行基の子の懐妊が発覚したあや。懐妊したことで迷惑はかけられないと、居候していた角田の貸本屋を出て行くことに。行く当てもない道中、お腹の子を一人で立派に育て上げ幸せにしよう、と決意するのだが・・・。ここにはいないはずの行基に後ろから抱きしめられて――?
「結婚してお前だけを、一生大切にすると誓ったんだ」
すれ違った二人が初めて明かす、お互いの気持ち。出会った時から愛し合っていたことも判明し、もはや二人に立ちはだかる壁などなく――
身分を乗り越えた先に見つけた幸せな居場所・・・明治ロマンス堂々完結! (この作品は電子コミック誌Berry’s Fantasy Vol. 31~35に収録されています。重複購入にご注意ください)