あらすじこの子供なら、俺を必要としてくれる――暴力で支配していた恋人と別れ、依存先を失い途方に暮れる臨床心理士の高杉は、副業のスクールカウンセラー先の高校の生徒・勇が、自分と同じように「1人は寂しい」「誰かに必要とされたい」と切望していることに気付く。この子供の気持ちを解ってやれるのは自分だけだ…いけないと思いながらも手を伸ばすが、逆に勇から「僕の恋人になってよ」と迫られて…。孤独で病んだ大人×孤独で聡明な高校生の、危険すぎる共依存、そしてその先に待つ真実の愛についての物語。