お前、タヌキにならねーか？

自分らしくが分からなくなった人へのメッセージが詰まった作品。一巻の146頁。「花のにおいを嗅いでみる」「葉にふれてみる」「雲を眺める」「鳥のさえずりを聞く」ここがこの作品の言いたいことの、殆どが詰まっているような気がします。

本当は窮屈なこの世界が嫌なのに無理をしている人ほど、何が辛いのかさえ分からなくなって、心が崩れてしまう。

自分にも、別の世界があることが分かれば、別の世界に居場所があると知れば、嫌な学校の登校も、会社での日々も乗り越えることができるし、生きてゆく中で幸せに気付くことができる。

たぬきになってきっかけを得た人から気付き、気付くことで、本当の自分を取り戻してゆく。幸せを感じて生きていくようになってゆく。

たぬきから人へ化けたり、人からたぬきに化けたり。自分は何も一つきりじゃなくていい。自分の価値は人からの評価で決まるものではない。

「人間やめるならたぬきにならねぇか？」という勧誘。私も、死ぬんだったら、たぬきになった方がいいと思うww

この作品のゆるい世界観の中で、人が本当に求めるものはなんなのか。
ありがとう。とても素敵な作品でした。

人気なのが分かったよ
ストレス解消に笑えた
たぬきが人間になって
人間をたぬきにさせて
人生の選択を応援してる
良き話面白かった

これはアニメになって欲しいなぁ。
子どもたちに見せても安心やし。
毎週の楽しみになりそう。

どんな漫画なのかと思ったらこう来たかって感じです。
個人的にはAZさんが好みかな。
夜道を歩きながらふと後ろを振り向いてたぬきさんいないかなと探したくなります。

「このタイトルで一体どういう話～？」
と読み進めてみると。
ほっこりして、
ぶふっと笑えて、
じんわりとあったかくなって、
なんだかほろりと泣けてきてしまう、
オトナのためにこそのファンタジーでした。
こがね丸さんがイケメン設定であることが良き！(笑)
（AZ(笑)もイケメンだよ！ｗ）