時は大正12年。吉良と一緒に陸軍幼年学校での勤務が始まった朔。昼は一職員として、夜は義弟として吉良と一緒に暮らす朔は、その役割に混乱しつつも並んで立てることに幸せを感じていた。そんな時、吉良に異動の話が持ち上がり――?激動の大正時代に「自分」を求めた人々の想いと生き方とは――。少女になりたかった少年の終わりと始まりが明かされる最終巻。〈単行本限定〉・緒方軍医のことがもっとわかる!軍事法規研究会さまの書きおろしコラム「医務室と看護長」も掲載!!・豪華カラーイラスト7ページ掲載!【目次】Episode-8 グノシエンヌEpisode-9 リーベストラウムEpisode-10 ジムノペディEpisode-11 クレールドルナカラーイラストギャラリー