あらすじ何も変わってない、母さんと歩いた道。母さんと眺めた景色は変わりなくそこにあるのに、何故だろう、母さんがいない――。 24歳長男・森生。結婚3年目の妻との関係は冷え始め、妻は妊娠療養を理由に実家に戻った。そんな矢先の母の死。森生の脳裏に去来する、優しかった母との記憶。そして初めて知る事になる、早死した父と母の若かりし日々の思い出…。 知らざれる母の生涯を描いた、涙腺崩壊必至の表題作他、いとうあいこ本領発揮の3本を収録。