復讐のために結んだその手でくちづけもしないまま、密かな愛を育ててしまった男と女──。愛と復讐の、最後の時を迎える。共犯者となった可菜と洋司は母・弓絵と組長への復讐計画を進めていた。羽純の裏切りと裏で手を引く弓絵の存在は、二人の絆をより強固なものへと変えていくと同時に、可菜は洋司への想いを自覚していくのだった。しかし復讐を果たすため、彼への想いは秘密にすることを誓い、可菜は洋司と最後の復讐の準備をする──。そして、複雑な想いが絡み合うなか、ついに猛毒が仕込まれたペンダントを使う運命の時を迎える──…!【この作品は同タイトルの18~23話、および描き下ろしの番外編を収録した単行本版です。重複購入にご注意ください。】