「もっと酷く抱け。その後、褒美に優しいキスをしろ」シャリフはある日、性癖を解放するSMショーに連れ込まれた。――踏みにじられる快楽に溺れる。頭にこびりつく自身のその姿を拭い去れないまま、シャリフは二度と会いたくない男・絢斗と再会をはたす。絢斗はこのSMショーのオーナーだった。「君が望むものを、僕ならあげられる」疼く身体を見抜くように奪われた唇を、シャリフは喉奥まで蹂躙されて…!? 気高く孤独な王は、従順な狂犬が与える甘美な“罰”に酔いしれる…。『濡れた王は千夜一夜の夢をみる』で登場した傲慢な兄が受になるスピンオフ!