あらすじ【無料試し読み閲覧期間 2025/1/9まで】 29歳、医師、記憶障害。失ったのは1日ごとの記憶、そして医師としての自分自身。元・脳外科医が書く超本格医療ドラマ!!/日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。患者の多くが、何らかの後遺症と闘っている。郊外の基幹病院の脳外科で働く川内ミヤビは、自らも記憶障害を抱える。アメリカ帰りの脳外科医・三瓶をはじめとした同僚に支えられながら、後遺症を持つ身だからこそできる方法で患者に寄り添う。そして明らかになる、ミヤビと三瓶の過去。「下垂体腫瘍」「左半側無視」の症例を収録。
えりゅ通報5.0良かった(TT)遂に完結!この漫画には、医療従事者のライフ以外にも、様々な社会問題を色々教えてもらった。学校の教科書にしてもよいくらい、貴重で考えさせられるストーリーで編まれていると感じた。そして、ミヤビ先生と三瓶先生とのミステリアスな関係性が主軸に置かれているのが、ただの医療モノではない物語の奥行きの深さを形作っていたと思う。2人の関係の始まりが、最後の最後に明かされて、お互いなんて思いやりのある人たちだろうと心地よい衝撃を受ける。そして、ミヤビ先生の病気は……おそらく、読者みんなが望んだ形で終わったのではないだろうか。チャップリンの『街の灯』を観た後のような、静かで嬉しい後味が止まらない。2024/10/25いいね(1)