帝国軍の闇に迫るジードは女帝ルイナの危機に駆けつけ、元0軍の軍長・バシナの不穏な動きを止めるのだった。反逆の影を追う中、浮かび上がる第二軍の軍長・イラツ――忠義の士と知られるも捕虜虐待の噂を持つ彼と対面すると、意外にも親友の形見を抱く静かな瞳がそこにあった。「……これは血!? なんだこの部屋は!?」だが、隠された部屋に足を踏み入れた瞬間ジードは息を呑む。散らばる血痕と共に、イラツの親友の品が闇に沈んでいて――!?イラツへの疑惑が深まる一方、ジードは彼を疑い切れず……。深淵で浮かび上がる真実に帝国が揺れる!?最強サクセスファンタジー、第八幕!