絶望に啼け

そもそも主要人物の二人に感情移入ができないままめちゃめちゃ複雑にストーリーが展開したという印象。
それはやっぱり「なぜ内海に対し赤嶺は過去あんな酷いレイプをしたのか」に、まっっっつたく納得のいく説明がないから。

「え！？レイプしたの！？.......実は他人の空似のオチかな......いや本人なんかい！やでも何か理由があって.......いやないんかい。......実は元々好きだったから思わず乱暴に？......いや他に片思いしてた相手がいたんかい。じゃあその相手と何かあってヤケになったとか......いやレイプ後も片思い相手と楽しそうにしてたんかい。」

「え、ただのドクズじゃん。」

というインパクトのみで、その他の複雑なあれこれが全く入ってこない。
赤嶺の冴木に対しての恋心も、そんなこじらせるほどのもんか？？という印象になってしまう。
ジャンルとしてもハードボイルドでもないしクライムサスペンスでもない。スケール感の落としどころがわからなくて集中できない。本当に全然集中できなかった。

初読み、組織と２人の関係性の話がややこしくてBLが入ってこなかった。
凄くシリアスな感じだったのに最後の10ページくらいは何故笑いを誘う絵なんだろう？

もう2〜3回読んだら理解できるかな。

なんだかよくわからなかった。。。

内容もエロ具合もたまりませんでした。最後までどきどき