カトリック教会最強の退魔師ジョン・ブレナンは、法王自身に取り憑いた悪魔を祓うべく、ローマへと召喚された。しかしジョンは、法王の悪魔憑きが氷山の一角に過ぎないことを見抜く。「本当の名を言え!」安易に悪魔払いの儀式に挑んだために多くの退魔師が返り討ちにあっていたなか、ジョンはあえて儀式を急がず、悪魔との対話を続けていた。「法王に取り憑いたお前は、ただの二次感染だ。本当に祓うべき相手は他にいる」バチカン秘密文書館の資料を調べて、真に祓うべき霊を見つけ出したジョンは、聖アポリナーレ修道院へと急ぐ。一方、着々と次期法王の座へ駒を進めるバラグール枢機卿を止めるべく、コンクラーベに乱入したジョルジョ大司教は、バラグールの背任行為を暴いてゆく。心身ともに傷を追った退魔師ジョン・ブレナンは、戦いの末にどこへ向かうのか……悪魔VSエクソシストの熾烈な戦いを描いた現代怪奇ファンタジー、衝撃の最終話!