俳優の高松隼人は、ある日出会った写真に心奪われ“撮られる側”から“撮る側”になりたいと思った。それから間もなく俳優を辞め、カメラマンへと転身した彼はいまだにあの写真を超えるモノを撮れてはいない。そんな日々が続いていた中、恋愛をテーマにした仕事でモデルのSENAと出会うことに。彼女は見た目は高嶺の花のような美人だが、いざカメラの前に出ると表情を上手く作れない。『せっかく“あの”高松さんに撮ってもらっているのに』とSENAの想いは――…。一方、SENAの笑顔を見た瞬間に隼人の頭をよぎったのは!?恋愛経験がないから上手くできない、私に『そういうこと』教えてください! 恋する気持ちがこんなにも甘く切ないなんて知らなかった、憧れが交差する二人の瞳に映るその先はどうなる…。