主人公が次々と変わり繋ぐ信念が凄い。
人がバンバン死ぬのに細々と「知識」が繋がっていくさまは、切ないけど胸が熱くなる。
決して〇〇系亜種ではない。
モチーフはあれどノンフィクションではないから、対立は「知識」を繋ぐための過激な舞台装置でしかないけど、多数派が無慈悲に少数派を処するのはご多分に漏れず沢山あって。
物語を読んでる自分たちは少数派の方が真実だと知っているからこそ、少数派に肩入れできて、その想いを馳せる。
読んだ後に色々と考えるから、その考える時に自分のことだけでなく世の中のことまで否応なく思考を飛ばさせる良いストーリーです。