全巻(1-8巻 完結)

チ。―地球の運動について― 4

4.3
24
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どれだけ絶望すれば、人は救われるのか? 「天動説」の大家・ピャスト伯から研究を託されたバデーニは、「地動説」証明へとさらに没頭する。一方、オクジーは一連の体験を物語として執筆し続けた。それぞれが希望を胸に行動する中、圧倒的絶望が音も立てずに彼らの元へと忍び寄るーーー 眼を塞げ、耳を塞げ、凡庸であれ。それこそが知性に対抗する唯一の手段だ。
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あらすじ

どれだけ絶望すれば、人は救われるのか? 「天動説」の大家・ピャスト伯から研究を託されたバデーニは、「地動説」証明へとさらに没頭する。一方、オクジーは一連の体験を物語として執筆し続けた。それぞれが希望を胸に行動する中、圧倒的絶望が音も立てずに彼らの元へと忍び寄るーーー 眼を塞げ、耳を塞げ、凡庸であれ。それこそが知性に対抗する唯一の手段だ。

チ。―地球の運動について―のレビュー

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    まぐなむ
    5.0

    主人公が次々と変わり繋ぐ信念が凄い。

    人がバンバン死ぬのに細々と「知識」が繋がっていくさまは、切ないけど胸が熱くなる。
    決して〇〇系亜種ではない。
    モチーフはあれどノンフィクションではないから、対立は「知識」を繋ぐための過激な舞台装置でしかないけど、多数派が無慈悲に少数派を処するのはご多分に漏れず沢山あって。
    物語を読んでる自分たちは少数派の方が真実だと知っているからこそ、少数派に肩入れできて、その想いを馳せる。
    読んだ後に色々と考えるから、その考える時に自分のことだけでなく世の中のことまで否応なく思考を飛ばさせる良いストーリーです。
    2024/11/02
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    オリーブさん
    1.0

    チープ

    科学史や数学史を触りだけでも学んだことがあるなら分かるが、本作のように絵に描いた様な対立関係はない。一見、知の表層を纏っているがスカッと〇〇系の亜種でしかない
    2024/11/02
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    ブドウさん
    5.0
    理論自体に美しさを感じる素養は私に無くて、どんどん生きづらい選択をなんでしちゃうの!?って最初は思ったけど、地動説の美しさに魅せられて、険しくとも信念を持って突き進む登場人物たちの姿にどんどん魅せられる
    2024/01/04
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    モモさん
    5.0
    本当に今の時代に生まれてきてよかったなと言う安心感と、才能ある人たちが潰されててきたやるせなさがすごい。
    2024/01/04
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    ブドウさん
    5.0
    現在では当たり前のように学んでいる地動説が定説になるまでに
    こんなに残忍で残酷な犠牲が多数あったことがすごい怖いです。
    2024/01/04