あらすじ私達はこの世界に絶望すべきなのか――? 地動説を生き延びさせるために、神童ラファウが「決断」を行ってから10年が経った。代闘士として殺人を繰り返す超ネガティブ思考の青年・オクジーは、同僚の超ポジティブ思考の男・グラスに「絶対の信頼がおける『希望』を見つけた」と告げられる。そしてグラスが取り出したのは、「火星」の観測記録だった―― あらかじめ絶望しておけばそれ以下の悲しみも苦しみもない。ならばこの世界に絶望しておくのが正解なんだろうか? いや、そんなことはない。 まったく違う。その理由はこの漫画に描いてある。
まぐなむ通報5.0主人公が次々と変わり繋ぐ信念が凄い。人がバンバン死ぬのに細々と「知識」が繋がっていくさまは、切ないけど胸が熱くなる。決して〇〇系亜種ではない。モチーフはあれどノンフィクションではないから、対立は「知識」を繋ぐための過激な舞台装置でしかないけど、多数派が無慈悲に少数派を処するのはご多分に漏れず沢山あって。物語を読んでる自分たちは少数派の方が真実だと知っているからこそ、少数派に肩入れできて、その想いを馳せる。読んだ後に色々と考えるから、その考える時に自分のことだけでなく世の中のことまで否応なく思考を飛ばさせる良いストーリーです。2024/11/02いいね(1)
オリーブさん通報1.0チープ科学史や数学史を触りだけでも学んだことがあるなら分かるが、本作のように絵に描いた様な対立関係はない。一見、知の表層を纏っているがスカッと〇〇系の亜種でしかない2024/11/02いいね
ブドウさん通報5.0理論自体に美しさを感じる素養は私に無くて、どんどん生きづらい選択をなんでしちゃうの!?って最初は思ったけど、地動説の美しさに魅せられて、険しくとも信念を持って突き進む登場人物たちの姿にどんどん魅せられる2024/01/04いいね(2)