初めは点だった。
いじめられっ子の高校生、武田俊(たけだ しゅん)は強引にやらされたイカサマ麻雀で危険牌を見抜き、不良達の思惑から逃れることに成功する。
そんな俊の能力に気付いた同級生の山口愛は、代打ち集団ZOOに俊を参加させようとするが、ZOOの園長こと風間巌は拒否する。
入団を諦めさせようと風間巌が設定した武闘派ヤクザとの対局で、一度は入団を諦めた俊だったが、俊の中で何かが覚醒しはじめていた。
点はおぼろげながら線になり、面になってゆく。
『近代麻雀オリジナル』で連載され、Vシネマと映画で2回実写化し、アーケードゲーム化、家庭用ゲーム化、パチスロ化など、絶大な人気を誇った「兎-野性の闘牌-」の第1巻!