現役ゲイビ男優をしている同級生・由木(ゆぎ)とうっかり体の関係を持った縞(しま)は、あの日の出来事を反芻していた。舞い上がったり彼の出演作を見てしまったり、とにかく一夜にして頭の中が由木でいっぱいになってしまったのだ。そんな縞をよそに、事もなげに寿司を手土産に二回目の訪問をかます由木。相変わらず考えは読めないものの、「高校時代縞にいい思い出がある」と語る姿は本心のようなブラフのような口ぶりで、不思議な気持ちにさせられてしまう。しかも悩み続けていると、由木は「泊めて欲しい」と言ってきて…これってまさか――!?