昭和20年3月19日。攻撃目標を呉に定めた米軍は、呉やその周辺の軍事基地に迫ろうとしていた。本土防衛の任を遂行するため迎撃に向かった剣部隊。偵察部隊の活躍により、鴛淵孝率いる戦闘七〇一は互角以上の戦いを繰り広げる。しかし、次々と戦力を投入してくる米軍は、ガラ空きになった剣部隊の本拠地・松山基地を襲撃。この緊急事態に戦闘四〇七が急行。隊長の林喜重が奮戦するも機体に異常が発生してしまう。それを見逃さなかった敵エースパイロットのサザーランドがグラマンF4Fで襲い掛かる!
昭和の時代、本土防衛に賭した「第343海軍航空隊」の若きパイロット達。撃墜王・菅野直を筆頭に、彼らの生きた証をその圧倒的な筆致で余すところなく描く!