大崎泰央(おおさき・たお)は小さなカフェを営んでいる。一方、三原遼輔(みはら・りょうすけ)は自由に世界を飛び回るカメラマン。二人は長年の交際を経て同居しているが、遼輔が家にいる時間は少なく、すれ違いの多い生活が続いている。遼輔の帰国予定日、泰央は遼輔の誕生日ケーキを作って待っていた。しかし遼輔は連絡もせず帰国を延期し、自分の誕生日すら忘れている始末。数日後、約1か月ぶりに帰宅した遼輔を迎えた泰央は、大して怒るでもなく遼輔の髪を洗ってやる。そんな日々を、口には出さずとも愛おしいと思う二人。けれど、ずっとこのままでいいのだろうか?「危ない目には遭うなよ。お前がくたばっても俺のとこには連絡来ねえんだから」――二人だけの絆の形と、未来への約束を探す話。※こちらは、WEB雑誌『Charles Mag』に収録されている作品の単話配信です。重複購入にご注意ください。(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)