「今のぼくは、きみが知っていたユルじゃない。」ヨーロッパに留学しているはずのユルがチェギョンの前に現れ、悪魔のようにささやく……ついにユルが最終手段に出た!? 目的はただひとつ……チェギョンとシンを引き離すこと。それがダメなら皇太子位を取り戻すこと。ダメ押しは……チェギョンにヨーロッパ留学へいっしょに来るよう脅迫!! チェギョンはユルを激しく拒絶するものの、ユルと行くことがシンのためになると、あきらめて同意してしまう。そこへシンが駆けつけて……!?「おまえの手を放してしまったら、おれは自分が許せない。」やがてシンとチェギョンは、ゆっくり話をするためにチェギョンのワンルーム・マンションに向かう。二人きりの室内。切々と気持ちを語るシン……。そして再び訪れる、せつないせつないラヴ・シーン☆「シンと歩いた明洞(ミョンドン)、今日が最後になるかもしれないから。」心を隠し、表情を隠し、それでもなお、互いを愛して止まない元ロイヤル・カップルのエターナル・ラヴロマンス……人を愛することの甘く切ない気持ちと、そんな気持ちを素直に伝えられないもどかしさに、泣いて笑ってまた泣いて!! もうダメ、居ても立ってもいられない……シンとチェギョンの愛の乱高下(しかも二死満塁的な!!)の行方を占う崖っぷちにもほどがある第21巻!!