よそのコドモに“毒”与えて、自分のコドモにメシ食わせてるってさぁ……、ダメ…だよなぁ…。幹多枝子31歳、独身、一児の母、よろしく。私は人に言えない仕事をしてなんとか息子と二人、ギリギリで生活してる。ある日訪ねた旧友の家で、金髪碧眼の美青年に出会った。友達がギターを弾いてるバンドのボーカルで、純っていうんだって。その子は何故か私が気に入らないみたいで、すごく食って掛かってくる。「オヤが子供育てんのは当たり前だろ」そうだね。当たり前だね。「こんなモン売った金でガキ育ててんのかよ。ご立派なシングルマザー様だ」…わかってるよ、サイテーな事してるって。私はサイテーな母親だよ…!どうしてだろう。いつもならこれくらいの事で涙なんて出ないのに…私…泣いてる…?第2巻は純と多枝子の運命の出会い編!!※第五話~第七話まで収録。この作品は【秘密の恋愛授業】vol.65・67・73でもお読みになれます。