あらすじ駆け出し作家の久世慎太郎は、恩師の家で下宿をすることになる。そこでは葛木章吾という書生も世話になっていて、人見知りの久世には少し居心地が悪くもあった。ある日、久世は習作を書いてきた葛木の指導を頼まれる。最初は渋々相手をする久世だったが、次第に普段の快活な葛木からは想像もできないような作品に圧倒されていき── 【雑誌掲載時のカラーを再現した電子限定仕様!!】
こっぺ通報5.0文学作品みたい作者さんの作品を読むのは初めてでしたが、背景まで緻密で美しく、ひとコマひとコマじっくり読み進めたくなりました。静かな雰囲気の中に人物の感情がじんわり染み出てくるような感じ、好きです。2022/03/09いいね
ブドウさん通報5.0グリム童話の挿し絵のようなちりばめられた植物や鳥などの描写が美しくて、うっとりです。それらは二人の心情を代弁するように繁茂しています。終盤いちゃつく二人は、その時代には無かったはずのBL展開。パラレルワールド的な不思議なストーリーなので、お伽噺チックな装飾がピッタリだと思います。2020/09/21いいね
リンゴさん通報2.0ストーリーが荒削り絵は綺麗ですが、章吾と慎太郎の心理描写があまく、え?いつから意識し合って急にこんなになっちゃったの?という流れでした。もっとお互いを意識した描写が欲しかったです。残念。2020/09/16いいね