あらすじさちみりほのサスペンス短編集。冒頭『消失の街』は、1899年のパリで実際に起こった出来事と伝えられる、なんともやり切れないミステリー事件。インド帰りのイギリスの貴婦人が、万国博に沸くパリで病気に倒れ、娘を残して泊まっていた客室ごとこの世から消え去ってしまったと言うが、果たして…?